夏バテは病気ではないからといって油断は禁物です。
体力を奪われた状態なのですから、どんな病気にかかってしまうか分かりません。「夏バテは病気の入り口」と思って、しっかりと予防してください。
症状がひどいようなら、無理せず病院へ
休養をとったり予防の対策をしたりしても夏バテになってしまい、症状が余りにひどく日常生活にも支障を来すようだったら、無理をせずに病院に行きましょう。
特に症状が重く、つらいときや、長期間続くようなときは、重い疾患が隠れている場合もあります。まずは近くのかかりつけ医療機関で診察を受けましょう。
特に、安静にして疲労回復に努めても2週間以上、同じ症状が続くようでしたら他の病気が疑われます。
もしかしたら夏バテではなく、本当に何か別の病気になっているかも知れません。
医療機関で診察を受ければ、それをハッキリさせることも出来ます。
「何か病気なのでは!?」と悩みながら過ごすストレスが、また夏バテの原因になってしまって悪循環に陥ってしまうこともあります。
「病院に行くほどなのかな?」と悩ましいようなら、【夏バテ危険度チェックリスト】で症状をチェックしてみて、点数が高いようでしたら、受診を考えてみてもいいかもしれません。
夏バテのときは、何科を受診すればいいの?
夏バテの症状としては全体的に身体が疲れている・疲れが取れないことや、食欲がない、だるい、頭痛、吐き気、月経不順といった症状が主になります。
症状が幅広く、また痛みなどが伴わないことが多く、何科にかかればいいか分からないという方が多いようです。
まずは内科に!! 夏バテ外来も
夏バテを病院で診てもらう際は、まず最初に内科での診察となります。
他の病気で診てもらう場合と同様、そこで何か別な病状が発見された場合は別の科に回わしてもらえます。
大事な仕事や用事がある場合などは、特に無理をしてでも病院に行くことをオススメします。今は「夏バテ外来」を設けている病院もあります。
近所で受診しやすい病院に夏バテ外来が設けられている場合は、そちらを選んで受診してみましょう。
ただ、遠方など受診しにくい中を押してまで夏バテ外来を選ぶほどではありません。
そういった場合は、まずは近所の内科で受診して相談してみましょう。
どんな治療をしてくれるの?
病院ではまず、問診で症状を詳しく聞いてもらいましょう。
夏バテの場合、色々な症状が一度に起きていることが多いので、気になる症状を書き出してから受診した方が、正確にお医者さんに伝えることができます。
問診のあと、場合によっては検査で「夏バテなのか、他の病気によって症状が起きているのか?」を調べてもらえます。
他の病気でなく、夏バテと判断をされた場合は、症状にあわせて下記のような治療をしてもらえます。
点滴でミネラル分の補給
脱水症状を起こしているときや、食欲不振のせいで、食事から栄養補給ができないときなどに、ミネラル分などを補給するために、点滴をしてくれます。
ミネラル不足になると重要な代謝機能がうまく働かなくなってしまい、夏バテ症状の原因になる大切な要素のひとつです。
ビタミン剤の処方
食欲不振のせいで充分に栄養が摂れておらず、体のだるさや疲労感がつらい場合は、炭水化物を効率よくエネルギーに変える働きがあるビタミンB群などのビタミン剤を処方してくれます。
たとえばビタミンB1はブドウ糖をエネルギーに変えるために必要な栄養素で、夏バテ症状の解消や予防には重要な栄養素のひとつです。
特に、医師に処方してもらうビタミン剤は、「薬事法」に基づく厚生労働省の検査に合格したものばかりで、いわゆる「栄養補助食品」「健康補助食品」であるサプリメントとは違って、食品というよりは「薬」です。
夏バテの原因を取り除いて予防するための生活指導
夏バテは生活習慣の見直しで予防・解消することが出来る症状でもあります。
医師から体系的に夏バテの原因になってしまう生活習慣を教えてもらうことは、大変役に立ちます。
環境(主にクーラーの使い方)や食事、睡眠、運動など、夏バテを予防する生活法を総合的に指導してもらえます。
生活習慣を見直して、夏バテになりにくい身体づくりを目指す機会にもオススメです。
症状がひどくてツライときには?
特におすすめなのは、医師に点滴をお願いすることです。
点滴はかなり楽になれるので、あまり休みが取れない方などは無理をしてでも病院に行くことをオススメします。
『夏バテ外来』も
近年では夏バテ外来の看板を上げている病院が増えてきました。
近年の気候変動で猛暑の夏が続いており、夏バテ対策や熱射病対策に注目が集まっています。
これから夏バテを専門に診療してくれる【夏バテ外来】が増えてくるかもしれませんね。
夏バテ外来のある主な医院
まずはお住まいの近所で夏バテ外来がある医院を探してみてください。
「夏バテ外来」と明確に名乗ってなくても夏バテ対策に力を入れている委員もあります。
参考までに地域ごとに主な医院をご紹介しておきますね。
【東京・渋谷区】はらメディカルクリニック
【東京・港区】松崎内科クリニック
【大阪・北区梅田】大北メディカルクリニック・夏バテ外来
【兵庫県】すぎたファミリークリニック
【新潟】水戸部クリニック
病院で治療してもらったあとは?
夏バテは、なんと言っても『体と神経のバランスが崩れた状態』から起きてしまう症状です。
病院で診察を受けて夏バテと診断されたら、出来るかぎり安静にして、身体と神経に溜まった疲れを抜いていくことが大切です。
そのためには、しっかりと水分と栄養を摂って、ぐっすり眠ること。
この二つを心がけることが肝心です。
もちろん、運動や入浴も大切ですが、それらもぐっすり眠るために大事なことと考えてもいいくらいです。
寝苦しい熱帯夜でもグッスリ眠れるアイテムとして、冷却マットを活用される方が増えています。
エアコンなどと違って身体への負担も小さく、電気代もかからないので安心して使えるところが人気の理由のようです。
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商品詳細
名称 | 冷却マット【SPEED COOLER スピードクーラー】 |
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材質 | ポリ塩化ビニール、塩化カルシウム6水和物 |
サイズ | 90×140cm |
カラー | ブルー |
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もちろん、夏バテ対策にはしっかりした栄養補給も大切です。そこで、夏バテ対策に必要な栄養素をバランスよく効果的に摂取するために、夏用サプリを活用される方も。
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また、既に夏バテになってしまっていて、あまりにしんどい場合に症状を和らげたいというときには運動時のための栄養補給飲料が効果的です。
激しい運動の直後を想定してつくられていますので、胃にやさしく、栄養の吸収が早くて、疲労回復に効果的です。
いずれにしても、夏バテになってしまったら、さっさと解消&回復してしまうのが一番です。そのためには「夏バテくらいで」なんて思わずに、病院にかかってみるのも手ですよ。
参考記事→夏バテになってしまう主な原因は3つ
参考記事→夏バテ防止のための、ひと工夫 | 夏バテ予防